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2023年11月02日

文化の日

文化の日

毎年11月3日は文化の日です。名前は聞いたことがあっても、具体的に何をする日なのかまでは知らない人が多いでしょう。今回は、文化の日とはどのような日なのかを見ていきましょう。

文化の日とは
内閣府「国民の祝日について」によると、文化の日には「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という意味があるようです。文化の日は日本国憲法が公布された日と同じ日付であるため、新しい憲法の精神に基づいて自由と平和を大切にするという意味が込められているということです。また、戦後に目覚ましい発展を遂げた日本の文化を、さらに推し進めていこうといった力強さを感じられる祝日ともいえます。

文化の日の由来
1946年の11月3日に日本国憲法が公布されたことを受けて、1948年制定の祝日法により文化の日が定められました。日本国憲法は平和と文化を重視して作られていることから、その意向を最大限受け取る形で「文化の日」という祝日が生まれたとされています。もともと11月3日は明治天皇の誕生日であり、明治時代には国民の祝日のひとつである「天長節」として広く親しまれていたようです。

文化の日には、さまざまな行事やイベントが行われています。代表的なものをみてみましょう。
●文化勲章
学問や芸術などの発展や向上にめざましい功績をあげた人に勲章が授与されます。毎年5人ほどが選ばれています。授与式は11月3日に皇居において行われ、天皇陛下より直接授与されます。

●文化功労者
文化の向上や発達に関し特に功績のあった人を顕彰する制度で、終身年金350万円が支給されます。毎年15人ほどが選ばれており、文化功労者には文化勲章受章者を含みます(前年までに文化功労者に選ばれている人の中から文化勲章受章者が選ばれる、あるいは、文化勲章と併せて文化功労者となる)。11月3日に発令され、後日、顕彰式が行われます。

●2023年11月3日(金・祝)「文化の日」に無料公開される美術館・文化施設
美術館や博物館の中には、入館料を無料にしたり、いろいろなイベントを開催するところがたくさんあります。
【都内で無料になるところの例】
・東京国立近代美術館(千代田区) ※所蔵作品展(コレクション展)のみ無料
・国立西洋美術館(上野) ※常設展のみ無料
・国立科学博物館(上野) ※常設展のみ無料
・国立科学博物館附属自然教育園(白金台)
・印刷博物館(文京区)

文化の日は晴れの特異日⁉
文化の日は晴れた日が多かったことから、晴れの特異日といわれてきました。祝日ということもあり、結婚式の日取りをこの日にするカップルもたくさんいます。今年の天気はわかりませんが、「文化の日」ならではの過ごし方を楽しんでみてはいかがでしょうか。晴天の下、お出かけできるといいですね。

小川教室 清田