学習塾ブログ / 暑い夏こそ・・・

2018年08月01日

暑い夏こそ・・・

こんにちは!
今年の夏は非常に暑く過ごしにくいですが、体調を崩していないでしょうか?
という私もやや夏バテ気味です・・・
みなさんも水分をしっかり取り、睡眠や生活リズムにも注意して過ごしてくださいね!
特に、朝ごはんを抜かないようにしましょう!!
教室はいつも受験生たちの熱気と冷房で適温になっていますので、おうちで集中できないときは自習に来て下さいね!!

夏と言えば海、山登り、キャンプなど・・・いろいろあると思いますが、今回は花火について少しお話したいと思います。
夏の夜を彩る花火。本当にきれいですよね。ただ、普段は何となく見ている花火も実は勉強に関わることや、面白い話がたくさんあるんです。

①「なんで花火が上がるのと音が聞こえるタイミングが違うの?」
皆さん疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?これは、中学一年の理科で学習しますが、光と音の速さの違いによるものです。光が299792458 m/s(≒30万キロメートル毎秒)に対し、音が340 m/sと圧倒的に遅いことから生じます。雷も同じですね。

②「掛け声の「たーまやー」とか「かーぎやー」って何?」
そもそも、「たーまやー」を今の小中学生が知っているか不安もありますが・・・
※「たまや」「かぎや」の由来と意味は?
○たまや=玉屋
○かぎや=鍵屋
これは、江戸時代に有名だった花火師の屋号(店名のようなもの)です。鍵屋と玉屋は、両国橋を挟んで下流を鍵屋が、上流を玉屋が受け持って花火を打ち上げるようになり、花火見物の観客たちが「より美しく素晴らしい」と思った方の花火を賞賛する意味を込めて、屋号を呼ぶ声が上がるようになりました。このとき、玉屋が圧倒的に支持されたことから、現在でも花火の掛け声は「たまや」が多いといわれています。
※出典:日本文化研究ブログ  Japan Culture Lab

③「なんで色々な色が出せるの?」
これは詳しくは高校の化学で学習しますが、「炎色反応」と呼ばれるものです。金属の粉末や金属の化合物の中には、高温の炎中に入れると固有の色を呈する(出す)ものがあります。それを利用して花火の色を作っているのです。例えばナトリウムなどは炎色反応を起こしやすく(実はナトリウムは金属!)ナトリウムの化合物である食塩(塩化ナトリウム)をエタノールに溶かして火をつけるときれいなオレンジ色になったりします。

他にも、花火の大きさ(何尺玉)についてや、花火の名前(例えば、昇曲付変芯引先紅光露(のぼりきょくつき/へんしんひきさき/べにこうろ)なんてかっこいい名前がついていたり!)色々と面白い話もあるので、気になった人は調べてみてくださいね!

ちなみに日本で最初に花火を見たのは徳川家康だといわれていますが、それ以前にも伊達政宗が最初だとする説もあるそうですよ!

いかがだったでしょうか?普段見ている花火にも化学的な話や歴史など色々ありましたね!今後花火を見るときは、ぜひ今回の話を少し思い出してみてください!

東大和教室 永峯