学習塾ブログ / 入試インフォメーション2016年12月号

2016年11月16日

入試インフォメーション2016年12月号

【中学部】中2・中1生 秋から冬にかけてやっておきたいこと

中学2年生
【2学期・後期】-目標決定の時期-
高校入試に向けて目安となる目標を大まかに決める時期です。まず都立高校第一志望なら理科・社会の勉強も定期テスト勉強だけにとどまっていてはいけないわけです。そして私立の難関校を目指す人は、この時期から英語・数学の厚みのある実力養成が必要です。そういう意味で大まかな高校受験の目標が決まると、勉強にも芯棒が入り計画を立てる基準となります。中2の2学期に大まかな目標ができそれをこなす生徒さんは、まず受験勉強を失敗しません。毎年受験生を指導していてよく感じることですが、中2の2学期から受験生としての自覚を持って勉強を始めた生徒さんと中3になってから始めた生徒さんの学力と意欲の差の大きさです。この意欲は、その日の気分(機嫌)や周りの環境に左右されることなく学習に取り組める原動力になります。憧れでも良いですから、高校や大学に対して何か目標を見つけられると良いと思います。

 

【冬休み】-苦手科目対策が重要課題-
私立高校入試は3科目受験ですので、一つでも苦手教科があるとかなり不利になります。都立入試は5科目ですから1科目あたりの比重は下がりますが、苦手教科はないに超したことはありません。さらに中3の12月に出される内申までは、学校成績が重要になりますので、まんべんなく学習する必要がありますね。中2の冬休みは、中3を前に苦手科目対策に格好の時期です。ここでしっかり復習し自信をつけて苦手意識を払拭することは受験勉強の本格スタートにとってかなり重要です。冬期講習でしっかり復習をすることが大事です。

 

中学1年生
【2学期】-中学生式勉強スタイルの確立-
中1の2学期の一番大きな課題は中学生としての勉強スタイルの確立です。つまり中学校にも慣れてくるこの時期は、各自自分なりの勉強スタイルを創り上げることがとても大事です。ここで身につけた勉強の仕方は中学3年間(それ以降も)の学習習慣や学習姿勢や成果に影響します。定期テスト準備で“一夜漬けしかしない人”と“2~3週間前から準備する人”の違いはこの時期から始まります。注意点を3つ挙げましょう。一つ目は、部活との両立をどうはかるか。二つ目は、定期テスト準備をどのように行うか。三つ目は、苦手単元の復習をいつ行うかです。
この時期の復習は、実は中学3年間の勉強を左右するほどの意味があります。ここでいい加減な学習習慣を身につけるとなかなか成績はあがりません。そして同時に中1の2学期は科目ごとの勉強法も身につける時期です(勉強法については教室まで直接ご相談ください)。

 

【冬休み~3学期】-2学期の復習は凄く大事-
中1の2学期は高校入試という観点から考えてみるとすごく重要です。例えば、数学では「文字式」「方程式」を学習します。文字式の計算は、中2の式の計算・中3の乗法公式や因数分解につながっています。方程式は、中2の連立方程式・中3の2次方程式の土台となる内容です。これだけでもかなり重要であることが分かりますよね。
そのため、冬休みに英語・数学を中心に、1~2学期の学習内容で理解と定着が不十分なところをていねいに復習することは決定的に重要なのです。ベストの冬期講習を活用して先の学年につながる内容を中心にしっかり固めましょう。

 

【小学部】【高校部】

※機関誌「バーガー」「ハイスクールタイムズ」に、ためになる記事が
多数掲載されております。今月はそちらをどうぞご一読ください。