学習塾ブログ / 入試インフォメーション2016年8月号

2016年07月13日

入試インフォメーション2016年8月号

【中学部】必見!夏休みの注意点(学年別)
もうすぐ夏休み。部活に遊びに…と予定もギッシリな人も多いと思います。よく学びよく遊べという言葉もあるように、部活や遊びだけに偏ってはいけませんね。ある調査では、夏休みに普段通り(学校があるときと同じように)生活をした人とそうでなかった人とでは、普段と異なる過ごし方をした人の方が2学期の成績が伸び悩んでしまったという結果があります。約40日間もありますから、規則正しい生活を心がけ、きちんと計画を立てて過ごすようにしましょう。計画倒れになってしまう人も、塾の講習をうまく活用して生活リズムを保つようにしましょう。また、学校の宿題も早めに終わらせ、ワーク類を繰り返し解いたり塾の講習で演習したりと、問題に触れる回数を増やすよう心がけましょう。

 

【中学3年生】
 入試問題の60%は中学1~2年生の範囲から出題されますので、不安な単元はしっかり克服しておく必要があります。もちろん、中3で習った範囲やこれから習う範囲も入試には出題されますから、中3の単元の復習(できれば少し予習)もしっかりしていきましょう。
学校の授業が進まないこの夏こそ復習のチャンスですね。夏期講習では苦手分野を中心に取り組むようにしましょう。また塾だけで満足せず、家庭学習の時間もしっかり確保しましょう

 

【中学2年生】
部活に学校行事にとある意味一番大変な学年かもしれませんね。しかし、それだけに偏るわけにもいきません。2の付く学年・学期はとても大切な時期です。勉強への苦手意識が強い人にとって、それを挽回できる数少ないチャンスです。
ただ、嫌いではないけどなぜか成績が上がらない、前より勉強しているのに思ったほど上がらない…という人は、中学1年生の内容で不安な単元はなかったでしょうか。実は…を思い当たる人は、必ずこの夏、講習を通して復習をしておきましょう。余裕のある人は2学期以降の予習をして、秋からのスタートダッシュを図りましょう

 

【中学1年生】
中学に入り4か月ほど経ち、中学校生活にも慣れてきましたでしょうか。小学生の時とは違い授業の進度の速さ量の多さに戸惑ったり苦労したりしている人も少なくないと思います。
ただ、中学1年生の夏休みは、今後の成績を大きく左右する大切な時期1学期の復習~2学期の予習をしっかり行うことで余裕をもって2学期を臨むことができると思います。
特に英語と数学は、今後得意・不得意に大きく分かれる単元ですので、必ず復習をしておきましょう(夏休み前の定期テストが悪かった人は絶対に!)。
もちろん、理科・社会・国語も苦手な部分があっては夏休み明けからの勉強に大きく影響してしまいますので、定期的に復習しておいてください。
【高校部】再確認・大学入試制度(推薦)について
高校生のみなさん、新しい学年にはもうなじんできましたでしょうか。特に新高1のみなさんは、新しい環境の中、自分の高校生生活のペースをつかみ始めた頃だと思います。進路のことも、やっと落ち着いて考えられるようになった人もいると思いますので、今月は、大学入試制度について改めて確認したいと思います。中でも「推薦入試」について取り上げます。
推薦入試は国公立大学・私立大学共に実施しています。推薦入試で大学へ入学した人は、国公立大学では15%私立大学では40%となっています。推薦の定義は「出身学長の推薦に基づき、原則として学力検査を免除し、調査書を主な資料として判定する入試」。また、「調査書の評定平均値○以上」といった出願条件も設定されているので誰でも受験できるわけではありません。また、一般入試とは違い専願の入試になります(近年併願も増えてきつつあります)。

 

【国公立大の推薦入試】
私立大学に比べて募集人員が少なく基準も厳しくなっています。また、センター試験を課す場合・課さない場合の2パターンあるので受験する人は注意しましょう。また、ベスト個別指導塾から合格者も出ましたが、2016年度入試から東京大学で推薦入試が導入されました。一般入試だけでは判断できないような潜在的な能力を持った学生を受け入れることが目的です。このように思考力・判断力・表現力などを問う入試へと年々変わってきています。

 

【私立大学の推薦入試】
私立大学の出願は国公立大学ほど厳しくありません。中には成績基準を設けない大学もあります。とくに、中部や関西の学校に多い傾向です。学校によって様々な選抜方法があるので受験する学校の選抜方法はよく確認しておきましょう。

 

【一芸入試】
学力とは関係なく、学問への意識・受験者の特技を合否の判定手段として用いる「一芸入試」を採用している私立大学を数校紹介します。
亜細亜大学は特殊な技能を持った人の一芸入試を重視する伝統があるので、何か自己PRできるような特技・実績を持っていれば合格する可能性あります。実際、多くの芸能人の方などが入学しています。また、芸能人だけでなく「けん玉日本一」「一輪車日本一」になった受験生を合格させた事例もあります。
九州国際大学は亜細亜大学のような一芸ではなく、実用的な資格を持った受験生(英検準2級・簿記検定3級など)および部活動で県大会入賞レベルの実績を持っている人を対象にした入試を行っています。しかし、公的な資格でなくても一度入試広報課に尋ねると認められるケースがあるとのことです。少子化が学生募集に大きく影響し、学生確保に躍起になる私立大学の姿が垣間見えます。
このように推薦受験は様々な方法があります。適切な選抜方法で大学受験ができるよう、正確な情報を揃えておきたいですね。

 

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