「冬来たりなば、春遠からじ」

『私がクイーンを出るときには、自分の未来はまっすぐに伸びた道のように思えたのよ。いつも先まで、ずっと見通せる気がしたの。ところがいまは曲がり角に来たのよ。曲がり角をまがった先になにがあるかは、わからない。でも、きっと一番よいものにちがいないと思うの』(訳:村岡花子)

 

これは、みなさんご存知の小説『赤毛のアン』の中の最終章で、アンがマリラに語るセリフの一部です。今年の四月から九月まで放送された、NHKの朝の連続テレビ小説『花子とアン』の中でも、主人公の花子が、いつ日の目を見るや知れない物語をなぜ翻訳し続けるのか、と幼少期の自分自身に問われ、こう答えるシーンがあります。『私の中にアンがすみついていて、絶えず私を励ましてくれるから……先の見えない不安な時でも、アンは決して希望を見失わずにこう言うの。曲がり角をまがった先になにがあるかはわからないの。でも、きっと一番よいものにちがいないと思うの』と。

 

この時期、「先の見えない不安」と聞いて、身につまされる受験生は多いでしょう。しかし、ドラマの主人公の花子も、カナダの作家モンゴメリが描いたアンも、決して不安には屈しませんでした。歯を食いしばって歩き続け、勇気を持って自らの脚で曲がり角をまがり、その先の花咲く景色を目にします。

 

ところで、「つらい時期を耐えぬけば、幸せな時期は必ず来る」という意味で、『冬来たりなば、春遠からじ』ということばがあります。実は私、このことばはてっきり日本のことわざだと思っていたのですが、調べてみると、イギリスの詩人、シェリーの詩の一節でした。

『If winter comes,can spring be far behind?』

この英文、みなさんはどう訳しますか。

文の最後にクエスチョンマークがついているこの文を『冬来たりなば、春遠からじ』と訳すのは意訳中の意訳かと思いますが、冬を耐え忍んで春を待つだれの心情にもしっくりとくる名文だと思いませんか。

 

みなさんにとっていまは、夜明け前の一番暗い時間帯かもしれません。けど、明けない夜はないのです。だから、しっかり前を向き、立ち止まらずに一歩一歩前進して下さい。


東村山教室より

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